雨粒に打たれ揺れる蔦の葉。 ビルの壁面に植えられた人工的な生息地で懸命に生きる緑の葉たち。 彼らはビル街の熱を抑え、空気をキレイするという役割を果たすため、懸命にそこに生きる。 そしてその生命力を体現する深緑は、見る者の気持ちを和やかにさせる…
いつもの通勤の道。急ぎ足で脇目も振らず。 体が覚えているルートは、目をつぶっていても歩けるほど。 気づけば視野がうんと狭くなっている。 昨日と今日の違いがわからなくなるほど、変わらない毎日。 いつも同じ時刻に同じ場所ですれ違う同じ顔。 代わり映…
今年の初〝蝉の声〟を聞く朝。 出勤途中のサラリーマンが行き交う早朝のオフィス街で微かに聞こえる夏の音。 まだ梅雨明けの報はなくとも、目をつぶれば〝夏の到来〟を感じる晴れやかな朝。 季節の変化を感じる音や風の匂い。 いつもの道を急ぎ足で進む途中…
慶應義塾大学三田キャンパス 慶應義塾大学三田キャンパスは、明治4年、深溝松平氏島原藩の中屋敷跡に設置。 ちなみに、島原藩の上屋敷は、現在、明治大学が建っている。 写真の東館は、旧図書館の赤レンガを模した形で2000年に完成。 校章の下には福澤諭吉の…
花壇から力強く顔を上げるアガパンサスの花。 別名「紫君子蘭」や「アフリカンリリー」とも呼ばれるアガパンサスは、梅雨から初夏にかけて咲く多年草。 梅雨の季節の花といえば紫陽花がすぐ思いつけれど、マンションの花壇で梅雨の合間の晴れた空を見上げる…
神殿の真後ろには高くそびえるスカイツリーが見える。 東京都江東区にある亀戸天神社は、菅原道真を祀る歴史ある神社。 学業の神様として親しまれ、受験シーズンは合格祈願の絵馬で埋め尽くされる。 また、四季折々の花が咲き誇る〝花の名所〟でもあり、一年…